今日は美術部3年生が地元企業とタイアップして、約1年かけて完成した「諏訪の風景 塗り絵 ABT6色アソートセット」の完成発表記者会見がありました。
ABTというのは、トンボ鉛筆株式会社が1984年に発売した、ツインタイプの水性グラフィックマーカーです。ツインタイプとは両端でかけるペンのことですが、ABTはデュアルブラッシュとも言い、片方は筆状で太く細く自在に描くことができ、反対側は細かい線も描ける細芯になっています。全部で108色あるのですが…。(詳しくはトンボ鉛筆(株)ABTのWebサイトをご参照ください)
今回、下諏訪の「テーマで文具」株式会社T&S WORKSSの中澤さんが、本校の美術部に声をかけてくださり、トンボABTの6色で塗り絵のできるセットの開発を行いました。
まず、中澤さんから今回の商品開発についての説明がありました。
完成した塗り絵セットは3種類です。題して「諏訪の湖」「諏訪の空」「諏訪の山」。
続いて、制作に携わった美術部員たちがそれぞれの塗り絵のデザインコンセプトや苦心した点などについて話しました。それぞれの塗り絵につかうABTを6色選ぶところも難しかったようです。「諏訪の湖」は瀧川さん、「諏訪の空」は小林さんと美濃部さん、「諏訪の山」は堀内さんと近藤さんが担当しました。
諏訪地域の風景や自然環境に着目した、この地域ならではの塗り絵のデザインもさることながら、今回のもう一つの目玉は、ペン軸のデザインです。丸山君が下校時に向陽坂から見た諏訪湖と富士山の風景をデザイン化。ペン軸にホログラムプリントされているスペシャルバージョンで、トンボ鉛筆(株)の植田さんによると、このタイプの軸のABTは他にはないということでした。
何と、この3つの塗り絵ABTセットは諏訪地方観光連盟の「諏訪の国」ブランド商品として認定され、下諏訪町のふるさと納税の返礼品にも選ばれているということです!
ネットや一部書店でもこのセットは購入できるそうですが、ふるさと納税してゲットするというのもまたすばらしい地域貢献ですね。
最後に、今回の企画責任者の美濃部さんがまとめの話をして、記者会見は終了です。
多くの方がこのセットを手に取ってくださることを願っています!