校長先生日記5月号

校長の三輪です。

 

時候の挨拶によく使われる「薫風」という言葉がよく似合う5月ですが、「爽やか」のレベルを超えて強風の吹く日が多かったですね。

5月11日(土)、12日(日)を中心会期として高校総体南信大会が行われ、私はソフトボール会場長として2日間、伊那市の美すずスポーツ公園運動場で女子ソフトボールの大会を見ていましたが、ものすごい風にあおられて選手たちはかなり苦労していた様子。それでも日頃の練習で鍛えた成果を十分に発揮してくれ、締まった試合が多くみられました。

暑くなることが予想されていた土曜日は風のおかげでそれほど暑さを感じることなく、日曜日は寒いくらいでした。

向陽ソフトボール部は、伊那弥生ケ丘、岡谷東、豊科の各校との合同チームで出場。見事準優勝し、県大会に出場です。

 

大会の翌週、他のクラブも大会参加の報告に来てくれました。

ソフトテニス部3年生の荻原さんと上野さんは、団体3位の賞状を手に、満面の笑みでの報告でした。3年間で最高の成績だということで、雨天で順延となった個人戦を翌日に控え「明日は悔いの残らないように頑張ってきます!」と力強く宣言。

 

男子バレーボール部は、選手11人、マネージャー2人に顧問の先生方おふたりも加えて大勢で来室。にぎやかに報告をしてくれました。

昨年度は新型コロナの影響や部員不足で、ほとんど大会に出ることができませんでした。冬場には部員が唐澤君と中野君の選手2人とマネージャー2人だけとなってしまいました。それでも諦めることなく、女子の練習相手をつとめるなどしながら活動を続け、4月、なんと9人もの1年生を迎えて、晴れて総体地区予選参加が叶ったのです!

勝利を挙げることはできませんでしたが、2人の3年生を軸に、「全員でバレーを楽しむことができました」と笑顔でした。

 

弓道部は男子個人で2年生の亀割君が2位、女子個人で3年生の北原さんが6位、女子団体が8位で県大会への進出を決め、亀割君が報告に来てくれました。

亀割君の成績は8射7中という立派なものでしたが、8射皆中で優勝した選手について、「すばらしい射で、学ぶことがとても多かった」と謙虚に語ってくれました。

 

この他にも女子バレーボール部、男子バスケットボール部、テニス部、陸上部、漕艇部が中心会期6月1日(土)2日(日)の県大会に臨みます。

5月27日(月)には壮行会も行われました。がんばれ向陽生!

 

さて、クラブの他にも、いろいろな活動がありましたよ。

連休の明けた5月9日(木)の朝、SHRで生徒自治会の『いじめのない学校づくり宣言』が行われました。役員生徒が全校放送で宣言を朗読し、生徒は朗読を聞きながら各自の席で生徒手帳に掲載されている宣言を黙読します。

(生徒手帳はWeb版なので、皆スマホやタブレットを見ています。)

 

1996年に宣言されたこの宣言を風化させないようにと、毎年生徒一人一人が自分の宣言と署名をクラス毎の色紙に書き、全クラスの色紙をまとめて昇降口に掲示する取り組みを続けています。

 

5月16日(木)、地震体験車が学校に来て、地学基礎の授業の一環として、2年生の一部の生徒が地震を体験しました。

震度7を体験しています。車内の机などはがっちり固定されていますが、足を踏ん張ってしっかりつかまっていても揺れに身体が持っていかれそうな様子がよく分かります。体験車を降りた後も揺れる感覚が続き、「立っていられない」と地面にしゃがみ込む生徒もいたほどでした。

「大きい揺れ」だけでなく、「東海地震を想定した揺れ」や、「方向やタイミングが不規則な揺れ」など、さまざまな揺れを体験しました。生徒たちからは「自分の住む地域で地震が発生したらどうなるだろう」と、当事者意識を深めた感想がありました。

1月の能登地震に遭われた方はどれほど怖かっただろうか…そんな風に思いを巡らす機会ともなりました。

 

5月22日(水)に、生徒自治会役員がマリーゴールドの種まきをしました。写真は1週間後の様子ですが、すでにたくさん発芽していますね。大きく育てて、7月のしもすわガーデンプロジェクトで町の皆さんに配布する計画です。町内の小中学校でもたくさんの苗が育っていることでしょう。

実は、私も別の花の種まきをしてみたんですよ。うまく育ったら、ガーデンプロジェクトの配布苗の仲間に入れてもらおうと思っています。何のタネかって?それはお楽しみに!