選挙出前授業

3学年の「総合的な探究の時間」の一環として、長野県選挙管理委員会による「選挙出前授業&ワークショップ」を実施しました。

前半は長野県選挙管理委員会の三好さんによる講義形式で、日本における普通選挙の歴史や、投票率の低下、特に20代~30代の投票率の低さや考えられる要因について学びました。体育館には下諏訪町選挙管理委員会のご協力で、投票用の記載台も設置されています。

 

3年生の中にはすでに18歳となっていて、投票を経験した生徒もいます。これから進学などで県外に引っ越す生徒もいますから、「住民票を移してから3カ月経過すると新しい住所で投票できる」などの知識は重要ですね。

 

後半は「架空の県知事選で模擬投票」というワークショップで、信州大学の学生の協力で制作したという模擬の選挙公報を読んだり政見放送を視聴したりして、実際に候補者へ投票、即時開票で当選人を決定するという流れを体験しました。

まずは模擬政見放送を聞いた後、高校生として、選挙や政治への願いは何かを考え、グループで意見を交わします。「物価高が深刻だよね」などと、自分なりの目線での発言が聞かれました。

   

次に、実際に投票用紙の交付を受け、候補者名を記入し、投票箱へ一票を投じます。実際の選挙と同様に、立会人も見守ります。

     

全員の投票が済むと、生徒自治会選挙管理正副委員長の高木さんと宮澤さんが、代表で開票作業を体験しました。集計結果はすぐにスクリーン上で発表されました。

 

 

投票という行為自体は難しいことではありませんが、まずは自分自身がこの社会の大切な一員であることを自覚して、投票によって自分の意見を政治に社会に反映させようという意思をしっかりと持つことを期待します。