12月8日(日)、岡谷市英語スピーチコンテストが開催され、向陽生が3名出場しました。今年で33回を数える、伝統あるスピーチコンテストです。会場は諏訪湖ハイツのコンベンションホールで、窓外には諏訪湖の絶景が広がります。小澤先生、Emma先生も会場に。
高校生の部のコンテスタント(出場者)は14名(うち1名は残念ながら欠席)。皆それぞれがユニークな切り口で自分の考えを5分のスピーチにまとめて発表します。スピーチの内容に合わせて小道具を持ち込んだ発表者もいて、会場は時折笑いに包まれました。
英語のスピーチで笑いを取れるなんて、とんでもなくハイレベルですよ。
1年生の村田さんは、 “Believe in Yourself” と題して、6歳でフィリピンから来日し、苦労しながらも日本語を習得していった経験、そして高校に入学してルーム長になって努力を重ねた経験から、自分に自信を持つことが不安や困難を乗り越える力になることについて語りました。
同じく1年生の山﨑さんは、 “Shine your own way” というタイトルで、ピアノ伴奏者に選ばれなかったという挫折経験から、自分を他人と比較したり、他人の評価に振り回されるのではなく、自分が心から好きなこと、楽しめることに全身全霊で打ち込むことで自分らしく輝けるのだということを伝えてくれました。
3年生の安井さんはこれまでに3度、このスピーチコンテストに出場し、今回が4度目の出場です。その経験を物語の章に例えて、タイトルを “My ESC Chapter”としてスピーチしました。第1章と第2章は優勝という素晴らしい結果でしたが、迷いながらも出場した第3章は準優勝という結果で、自分を責め、出場を後悔しました。しかし、最後となる今回、出場を決めたのは、自分自身を高めるためであり、出場しないという選択で後悔しないためであり、自分の弱さを知り、負けることもあると知った上で挑戦し、転んでも起き上がって前へ進むことが大切だと思っているため…。そして、これからも、自分の人生の章を紡いでいきたいと思っている、と最終章を締めくくりました。
原稿を見ながらスピーチすることは認められていましたが、向陽の3人は原稿なしで、堂々とスピーチしていたのが一際印象深く、力強さがありました。どのスピーチも素晴らしかったのですが、コンテストである以上、審査があり、結果が発表されます。
結果は…村田さんが2位にあたる優秀賞、安井さんが3位にあたる優良賞、山﨑さんが奨励賞、と、3人とも受賞することができました!
勇気を出して挑戦した3名、ご指導くださった小澤先生、Emma先生、お疲れさまでした、そして、ありがとうございました。
今後、向陽高校英語スピーチコンテストなんてやってみても面白いのでは?