校長先生日記 10月編

校長の三輪です。

秋たけなわ、向陽高校の木々も紅葉真っ盛りです。

今月も向陽生は元気いっぱいです。

10月3日(火)に行われたマラソン大会。諏訪湖1周約17kmのコースですが、一部工事区間があり、ランニングコースを少し外れる部分もあるという状況で、職員に加え保護者の皆様のご協力もいただき、交通指導をしていただきました。中には力作のかぶりものをつけてスタートラインに立つ生徒たちも…。


女子のスタートが9時15分、男子のスタートは9時30分。例年男子のトップが先にゴールするとのことですが、今年は女子が先にゴールしました!1年生の伏見奈穂さんです。タイムは1時間13分40秒。速い!そのおよそ1分半後に男子トップの3年生今井結斗君がゴール。今井君は1時間以内で帰ってくることを目標にしていましたが、惜しくも1時間15秒というタイムでした。「あの信号で止められなかったら…!」と悔やんでいましたが、2年連続1位は立派です。

さて、あのかぶりものは…?

無事帰ってきたようです。お疲れさま!

 

10月14日(土)にはしもすわ産業まつりがあり、向陽高校も縁日のブースを構えて参加、まつりの盛り上げに一役買いました。射的、輪投げ、ヨーヨー釣り、くじ引き、スーパーボールすくいの5コーナー、いずれも長蛇の列。産業まつり全体もなかなかの賑わいでした。

 

10月20日(金)にはしもすわ未来議会が行われ、本校からは3名の2年生が議員として出席しました。本物の町の議場で、本物の議長による進行のもと、町長をはじめとする全ての町の担当者を前に発言し、高校生の視点からの質問や提案を行いました。

 

10月23日(月)、町役場で、下諏訪町オリジナルの原付ナンバープレートデザイン表彰式がありました。町制130周年を記念してのデザイン公募に対し、150点以上の応募の中から、本校1年生の小澤由愛さんのデザインが最優秀賞となり、採用されました。この日の表彰式には、優秀賞となった中学生と小学生も一緒に出席し、記念撮影。小澤さんは、「下校時、向陽坂からみた夕日がとても印象的で、下諏訪の街並みと合わせてデザインした」と話してくれました。

毎日の登下校で歩く向陽坂、長い坂道ですが、美しい風景が生徒の感性を磨いてくれるのですね。

 

10月24日(火)、7月に松本で行われたTEENS ROCK in 松本(全国高校生アマチュアバンド選手権甲信越地区松本大会)で優勝したバンド「おどけ依る」のメンバーである3年生の山本美馬リヅキ君(ギター担当)と林惇人君(ドラム担当)に、実行委員会の方から賞状が手渡されました。他校生2名と組んだバンドで優勝し、茨城県ひたちなか市で8月に開かれた全国大会に出場しました。林君は「さらに音を突き詰めていきたい」山本君は「このバンドでの自分自身の存在意義を追求したい」と音楽への思いを語ってくれました。

 

そして、10月28日(土)~29日(日)に行われた、音楽室床の断熱改修工事。生徒、保護者、職員など大勢の参加者で賑やかにDIYを楽しみ、音楽室の床が生まれ変わりました。

何よりもよかったのは、下諏訪町の方々が作業に参加してくださったことです。今回計画段階からお世話になった建築士の宮澤さんが、工務店の中平さんを紹介してくださり、中平さんが商工会議所の仲間に「向陽生がDIYやるってよ」と呼びかけてくださり、「日頃、向陽生に手伝ってもらってばかりだから、お返しに」と、当日、思いがけず多くの方がボランティア参加してくださいました。大人と一緒に作業をしながら、色々な話も聞けて、生徒にとって一石二鳥どころか三鳥も四鳥も得られた出来事でした。

ぜひ、きれいになった音楽室の床、実感しに来てください。